アイラネール : 寂しい? Invoker : はっ Invoker : コッソリ隠れる場所を探してたのです。 アイラネール : こういう雰囲気、苦手? Invoker : あんまり、ですねえ。 アイラネール : お酒飲むと溶け込むんだけどねぇ…… Invoker : あはは、そのまえに雪は色々と思い出しそうで… アイラネール : まぁ、さっきも言ったけど人に歴史あり、かな。 Invoker : 言いえて妙ですねえ、歴史に人ありです。 秋諷 : いーちゃんも居たんだ Invoker : はっ アイラネール : ……さりげなく酷いかも。 秋諷 : そうじゃなくて 秋諷 : いーちゃん壁に隠れてt見えなかったから 秋諷 : アイラちゃん一人で喋ってるのかなって アイラネール : わたし、一人で喋ったりしないかも。 Invoker : そ、それもそれで… 秋諷 : だからびっくりしたの Invoker : (よりかべにくっつく Invoker : えっと、人生のシンエンな命題についてぼちぼちと… 秋諷 : ・・・ Invoker : 楽しいのを見てるのが好きなのです、うん。 秋諷 : まぁいいけど 秋諷 : 壁に張り付いてるとほっぺに跡がつくよ? 秋諷 : じゃね Invoker : むにー アイラネール : ……でも、楽しいのを観察してる人は、決して楽しくなれないんだよ? Invoker : ふふ、観察者がそれを言うのは行けませんよ。 Invoker : 観察者も楽しくなければ、ね。 アイラネール : ……時々、ふっと分からなくなる事があるかも。 Invoker : 立場、難しい…? アイラネール : うん……長い歴史の中で、たくさんの生も死も見て来たけど アイラネール : ……「面白い」とか「楽しい」とか、感じたままに判断して来たけど…… Invoker : ん・・・気持ち、スランプなのかな… Invoker : 自分がね、楽しいかわからないときは、自分の顔を見るといいよ。 Invoker : (むにむに アイラネール : (ふにふに)……? Invoker : (ほっペを軽く無にむにしつつ)色々、難しいね。 アイラネール : うん、むじゅかしいかも。 Invoker : アイラちゃん、変わりつつあるのかもしれないね。 Invoker : だから、難しいのかな… Invoker : アイラちゃんは、観察者でいないと行けないの? アイラネール : うん……いけない、と思う。 アイラネール : それ以外の在り方なんて、考えた事もないかも……。 Invoker : そっか…だから、わからなくなるのかもしれないね。 Invoker : 観察者の仕事と、皆の影響と、混ざってるのかも。 アイラネール : なんで、わたしがいるんだろう。 Invoker : その答えは、多分… Invoker : 多分ね、意味はある物ではなく、作るものなのですよ。 Invoker : 観察者としての意味だけじゃなくて、アイラちゃん自身の意味を… Invoker : そろそろ、作る時期に来てるのかもしれないね。 アイラネール : わたし自身の意味……。 Invoker : うん、そう、アイラちゃん自身がここにいる意味。 Invoker : 私は… Invoker : 残響反応なのかな…こういうとマスターに怒られそうだけど(苦笑 Invoker : だからね、そこで聞いてるファスチャンの行動も、きっと意味があるのです。 青イルカの"ファスタ" : なんだなんだい、しんきくさいかおしちゃってさ〜 アイラネール : まぁ、ファスタちゃんの意味は分かりやすいかもね。 青イルカの"ファスタ" : いる意味っていうかさ 青イルカの"ファスタ" : 二人とも居たいんだろ? 青イルカの"ファスタ" : ならいればいいんじゃないかい? 青イルカの"ファスタ" : 意味があるとか無いとか 青イルカの"ファスタ" : そんなの関係なくさ Invoker : そう…なのかな?(アイラちゃんを見る アイラネール : 居たいなら、居ればいい……そうなのかな。 青イルカの"ファスタ" : あとはさ・・・ アイラネール : というか、わたし……ここに居たい、って思ってるのかな。 青イルカの"ファスタ" : アタシは、いて欲しい 青イルカの"ファスタ" : 他ノのみんなもいてほしいだろうさ Invoker : 自分の意思がわから無い時は、人の意思を参考に、ですかねえ… 青イルカの"ファスタ" : じゃあ逆にさ、どっかにいきたいのかい? Invoker : ファスちゃんは。いきたい? 青イルカの"ファスタ" : アタシは家からでたくて、別の場所にいきてくてでてきた 青イルカの"ファスタ" : んで、皆としりあって、夕凪の風見鶏亭にきて 青イルカの"ファスタ" : いまんところはどこにもいくきはないよ アイラネール : わたしは、行きたいとか行きたくないとか、考えた事はなかったかも。 青イルカの"ファスタ" : ここ(風見鶏亭)がきにいってるからね 青イルカの"ファスタ" : そっか…じゃあさ アイラネール : ……だって、どこも世界の一部には変わりがないから。 青イルカの"ファスタ" : 別に今までかんがえてなかったからって、 青イルカの"ファスタ" : これからも考えないでいないといけないわけじゃないじゃん Invoker : うん、それにね。 Invoker : 考えてないっていうことは、考える必要が無いって事なのかもしれないよ。 Invoker : アイラちゃんは、もう既に… 青イルカの"ファスタ" : お、いーさんいいこというねぇ Invoker : ふふ、亀の甲より年の功ですよ^^ アイラネール : ……たった28歳なのに。 Invoker : 人間の28は思ったより長いのですよ… アイラネール : 人に歴史あり、だからね。 Invoker : そう、アイラチャンも、観察者としての今までと、 Invoker : マスターについてからの今までだと、こっちのが色々あったじゃない? 青イルカの"ファスタ" : さてと、アタシも風呂はいってこようかな〜 Invoker : うん、嫁入り前だから覗かれないようにね。 青イルカの"ファスタ" : ま、難しく考えない考えない Invoker : 見られるならノロイ君だけにね。 青イルカの"ファスタ" : おっけぇ>みられたら Invoker : アイラちゃんがここにきてからいろいろあったけど、 Invoker : それだけアイラちゃん自身の歴史が経過してるって事じゃないかな? アイラネール : そう……なのかな。 アイラネール : ……もし、そうなんだとしたら。 アイラネール : 一個だけ、わたしが憂鬱な理由がわかったかもしれない。 Invoker : うん・・・なに? アイラネール : 未来が見える事……かも。 Invoker : 未来が一つだけだとしたら…なぞられた軌跡を描くだけで、哀しいね。 アイラネール : ……未来はひとつじゃないかも。生きている者たちには、それを変える力が アイラネール : あるから。 アイラネール : でも、それでも……たぶん。 Invoker : そっか・・・でも変わるかもしれな不確定な未来を見るのは、憂鬱なの? アイラネール : この幸せがそのまま続く事は、ないと思うから……。 Invoker : それなら・・・ Invoker : アイラちゃんも、限りある光を沢山あじあわないと。 Invoker : この先に闇があるとしたら、なおさら、今の光は大切だよ… アイラネール : ……自分に言い聞かせているみたいな言い方かも。 Invoker : 言葉と言うのは、常に半分は自分に向いてるものですよ。 Invoker : 私は、それに気がつかない振りをしてるだけです(苦笑 Invoker : 多分ね、アイラちゃんはちゃんと気がつけると思うから… Invoker : アイラちゃん。 アイラネール : ……なに? Invoker : さっきファスチャンが言ってたけど、私も、アイラちゃんにいて欲しいな。 Invoker : それにね、きっと誰かさんならこういうよ。 Invoker : 私は堅実派の勇者だからっ!って。 Invoker : だからね、憂鬱でも、闇があっても、先が壊れたとしても、 Invoker : それでも、いて欲しいな…駄目? アイラネール : ……ダメじゃないかも。 アイラネール : ううん。「ダメじゃない」 Invoker : うん、じゃあ、お願い。この物語を、最後まで、見届けてね? アイラネール : うん、「いるよ」。最後までちゃんと「見届けるよ」。 Invoker : うん、はじめてかな…言いきったのって。 アイラネール : 不確定性に対する配慮なんか関係なくて…… アイラネール : ……まだ「たぶん」だけどね。 Invoker : 多分でも、その気持ちは大切にして欲しいな… Invoker : それは、アイラちゃん自身の気持ちだと思うから。 アイラネール : もうちょっと、ゆっくり……考えてみるね。 Invoker : うん、時間は一杯あるから、考えてみて… アイラネール : (ぼそっ)たぶん、インちゃんが思ってるよりは無いけれど……。 Invoker : 私は、常に最悪を予想して動くから…でも、それより短い? アイラネール : 予想できる物なんて、最悪じゃないかも。 Invoker : そっか…それなら、アイラちゃんのいう最悪が、私にとっての… Invoker : 救いに、なるといいな。 アイラネール : 世界は、みんなが思うよりずっと寛大だよ。特に願いに対しては。 Invoker : …私の、願いにも? Invoker : それを知ってても…? アイラネール : どんな願いでも、それを願う事に罪はないかも。 Invoker : 私の願い…はね、多分、誰かの悲劇だと思うから… アイラネール : ……でも、それが叶うかどうかは別の問題。 アイラネール : 願いを叶えるのは、世界じゃないから。 アイラネール : 願いを叶えるのも、そして叶えないのも、生きる者たちの方だから。 Invoker : かなっちゃいけない願いっていうのもね、あるみたい…(ちょっと悲哀 アイラネール : ……願う事自体に、罪はないよ。 Invoker : ううん、願うとそれに向って動くじゃない?だから、私の願いは、罪。 アイラネール : ただね、もしそういう願いがあるんだとしたら……。 アイラネール : それを阻もうとする存在が、必ず現れる。 アイラネール : ……生きる者たちの中からね。 Invoker : うん、それも願いかな。私の願いは、罪と罰なのかも。 アイラネール : そういう存在を、何て呼ぶのか……たぶん、インちゃんは、もう知ってるね。 Invoker : 知らなかったら、こんな近くにいたりしないよ… Invoker : 私は、勇者の試練でありたい…かな。 Invoker : それなら、皆の願いがかなうかもしれないから(苦笑 アイラネール : 試練……生まれつき、抱えている物が大きすぎて、他人の運命を アイラネール : いくつとなく呑み込んでしまう、そんな運命の持ち主がいる。 アイラネール : そういう運命の持ち主が、「勇者」って呼ばれるのかもしれない。 Invoker : だとしたら…私は、その運命を光らせる研磨石でいたいなあ。 Invoker : そんな事言うと、怒られそうだけどね(苦笑 アイラネール : 願う事に罪はないよ。それを叶えるのは、常に生きる者たちだから……。 Invoker : うん、でも、それは・・・アイラちゃんもだよ。 Invoker : アイラちゃんも、生きる者だからね。 アイラネール : そうだね……。 Invoker : アイラちゃんがどう願うかは分からないけど… Invoker : 皆を光らせる願いであって欲しいなあ… Invoker : ふふ、おしつけかな? アイラネール : ……わかんない。まだ、ね。 Invoker : うん、アイラちゃんは、アイラちゃんでいて欲しいな。 Invoker : 押しつけも跳ね除けるぐらいの、ね。 アイラネール : ……エドくんの事、「希薄な自我」なんて言えないかなぁ。 Invoker : ううん、いっていいと思う。 Invoker : 言葉の半分、わかっているなら、ね。 アイラネール : ……そうだったね。 Invoker : がんばって、アイラちゃんの仕事は重いけど、それは背負える重さだから。 Invoker : 人の言葉にこうあるから、「神は背負えない試練は、人に課さない。」 Invoker : 多分、アイラちゃんにも当てはまるよ…(なでなで アイラネール : ……あ、こういうのを「嬉しい」って言うんだね、きっと。 Invoker : うん、くわえると、くすぐったい、もかな。 アイラネール : ふふふ……ありがとう。ずいぶん、楽になったよ。 Invoker : 憂鬱になったらね、誰かと話すんだよ。 Invoker : そうすれば、楽になれるからね。 アイラネール : うん……それは、良くわかったよ。 Invoker : それじゃあ、皆の所に行ってみようか。 アイラネール : そうしよっか。 Invoker : アイラちゃんの事、まってる人がいるかもしれないしね。 アイラネール : ……だと、「嬉しい」な。 Invoker : 大丈夫、嬉しいのは、いつまでもアイラちゃんの側にあるから。 アイラネール : インちゃんの事も、待ってる人がいるかもね。 Invoker : いて欲しいな、いて欲しくない、両方だけどね… Invoker : でも、嬉しいかな。 アイラネール : じゃ、行こうか。 Invoker : じゃ、ごーだね。