Valeria : ・・・アキじゃないか?そんなとこで何してんだい? 秋諷 : ・・・ん? 秋諷 : あ 秋諷 : ヴァレリアさん・・・ Valeria : 見晴らしはよさそうだねぇ・・・ Valeria : そっち行くよ 秋諷 : ちょっと寒いよ? Valeria : ああ Valeria : 寒いのは慣れてるよ Valeria : (あちこちに応急処置を施し 秋諷 : どうしたの? Valeria : ああ、いや・・ Valeria : ちょっとふらついてたら、転んじまってね 秋諷 : ふふ・・・ 秋諷 : 酔い覚まし・・・ね Valeria : そういうとこだね Valeria : 雪はほんと、綺麗だねぇ・・・ 秋諷 : そうだね・・・ Valeria : クソ寒いけど、それを忘れさせる美しさがある・・ Valeria : しかし・・・同時に、自然の恐ろしさも孕んでるのさ 秋諷 : そだね・・・ 秋諷 : 凍えしんじゃうね^^; Valeria : 量が多いと、押しつぶされる事もあるからね 秋諷 : うん・・・ 秋諷 : 確かに・・・ 秋諷 : 重い・・・よ Valeria : 重い・・・ね Valeria : 人生は、重き荷を背負って長い道を歩むが如しって 秋諷 : ・・・ 秋諷 : そうだね 秋諷 : 背負うのを決めたのは・・・ 秋諷 : あたしだから・・・ 秋諷 : ただ・・・ 秋諷 : やっぱり重いよ・・・ Valeria : そんなに重ければ、捨てられればいいのに 秋諷 : そうだね 秋諷 : あたし・・・勇者なんかじゃないもん 秋諷 : なりたいと思ってる 秋諷 : そのための努力もしてるつもりだけど・・・ 秋諷 : 学校行ったり 秋諷 : 町を歩いたりしてると・・・ 秋諷 : 何であたしだけこうなのかなって Valeria : こうなの・・・って? 秋諷 : まぁ・・・ 秋諷 : たまにはへこたれたくなることもあるって 秋諷 : そういうことなのかな^^; Valeria : まだ、先は長いからね・・・ Valeria : こたえられても、こたえられなくても Valeria : こたえたかったら、こたえる為にやるっきゃないだろ 秋諷 : そうなんだよね 秋諷 : でも・・・ Valeria : 私なりの、解釈だけどさ Valeria : みんな、人生っていう長い道を Valeria : それぞれのモノを背負って歩いてる 秋諷 : 愚痴・・・聞いてくれてありがとね Valeria : ああ、気にするんじゃないよ 秋諷 : ・・・・さぁ! 秋諷 : みんな所へ Valeria : ん Valeria : ま、なんていうのか Valeria : あんたも重いもの背負ってるんだから Valeria : これ以上無理して、手伝って、あんたも潰れちゃ世話ないから Valeria : ほどほどにしときな 秋諷 : うん・・・ 秋諷 : ありがとう 秋諷 : みんなが助けてくれる・・・ 秋諷 : だからこの荷物は降ろせない Valeria : あんた、前に言ったっけ 秋諷 : ん? Valeria : 周りの人の笑顔を守るのが勇者とか、なんとか 秋諷 : 言ったと思う Valeria : 周りで、重荷に悩んでる人がいれば、その人の分もつい背負っちまう Valeria : そういう、おせっかいやきな、あんたみたいな人種が Valeria : 所謂、私の中で勇者って思ってる連中だけど Valeria : ついつい、その勇者さまの手助けしたいなんて連中もいるわけでさ 秋諷 : ・・・ 秋諷 : あのね Valeria : 何言ってんだか、自分でもわかんなくなってきた・・ 秋諷 : ヴァレリアさん Valeria : ん? 秋諷 : ヴァレリアさんはあたしが「勇者」だから一緒に居るの? Valeria : 私にとって、勇者とかそういうのは興味ないよ 秋諷 : あたしはね・・・ Valeria : 一緒に居て、居心地いいから居る・・・それじゃだめかい? 秋諷 : あたしはね 秋諷 : 勇者じゃあなくて 秋諷 : 秋諷のあたしを見て欲しいな 秋諷 : いつかは成れるかも知れないけど 秋諷 : あたしは勇者じゃないから 秋諷 : 少なくとも今のあたしは・・・ 秋諷 : だから友達として 秋諷 : みんなにあたしのそばに居て欲しい Invoker : うん、そう、勇者じゃないです。マスターとしても未熟かもしれない。 秋諷 : ・・・聞いてたの? Invoker : それはその…でもね、それでも、私は好きですよ。 Valeria : 立ち聞きは・・・人の事言えないね(汗 Invoker : ああもう。 Invoker : (むぎゅう 秋諷 : (むぅむぅ・・・ Invoker : 一人じゃないって言ったのは、どこのどの人ですか? 秋諷 : にゃにを・・・ 秋諷 : あぅあぅ Invoker : 背負える物は背負わせてください。(ぎゅううう Invoker : ッていうか背負います、私は受けた好意は3倍にして返す主義です。 秋諷 : ・・・くす 秋諷 : んとね 秋諷 : そうじゃないんだ 秋諷 : 大丈夫だから^^ 秋諷 : ただ・・・ 秋諷 : あたしが勇者に値しないってみんなが思ったとき 秋諷 : それでも皆あたしと友達で居てくれるのかなって 秋諷 : ちょっと不安になったの 秋諷 : それだけ 秋諷 : やれやれ・・・ Valeria : なるほど・・・ね Valeria : だから、ありのままの・・・か アイラネール : ……意外とかわいい事で悩んでるかも。 秋諷 : だって・・・ 秋諷 : 気になるでしょ? Invoker : 友達っていうのは…勇者かどうかで判断する事じゃないですよ… Invoker : 友達っていうのは… Invoker : その人の側にいたいかどうかで決めるものです。 Invoker : ね、ヴァレリアさん、アイラちゃん? Valeria : ん・・・そうだね Valeria : あんたがここに迎え入れてくれた。私は居たいから居る、それだけだよ。 Valeria : 小難しい理屈はいらない・・・思いつきもしないしね、こういうのには。 Invoker : …勇者である以前に、ますたー・・・いえ、アキちゃんがアキチャンで Invoker : いる限り、私は、多分、最後まで側にいますよ。 Valeria : 私かあんた、どちらか、もしくは両方の変化次第だね Invoker : …勇者である以前に、ますたー・・・いえ、アキちゃんがアキチャンで Invoker : いる限り、私は、多分、最後まで側にいますよ。 Invoker : そういう事です。 Valeria : できるだけ長く、そばに居たいよ、私も。 秋諷 : 多分ね・・・時代は移ろうものなんだと思う 秋諷 : そうだよね? アイラちゃん アイラネール : ……変わらない物なんて、どこにもないからね。 Invoker : それなら、この時間が有限だとしたら、なおさら大切にしないと。 Invoker : この関係を、大切にしないと。 秋諷 : でも・・・あたしは出来るだけいい方向に変えて行きたいな Valeria : そうだね、出きる事ならそうありたいね>いい方向に Valeria : 今日も楽しい、今までも楽しかった。これからもそうありたいし・・・ 秋諷 : 状況が変わって 秋諷 : もっと皆が信頼し合えるように 秋諷 : そういう風な未来もあるよね?>アイラちゃん アイラネール : あるよ。きっと、ある。 Invoker : それは・・・あってほしいですね。 秋諷 : だったら アイラネール : だって、願いを叶えるのは生きる者の意志なんだから。 秋諷 : 皆でそういう未来を目指そう Invoker : (アイラちゃんに目線で訴える。好意うのが運命なのかな…と。 Valeria : 未来が選べるなら、できるだけいい未来選びたいしね。 Invoker : 努力…必要ですね。 秋諷 : 努力するのは同然でしょ? Valeria : 目的達成する手段は、努力しかないからね 秋諷 : 皆がどういう未来を見ているか 秋諷 : 同じ未来を見ているか 秋諷 : それが大切なのかな? 秋諷 : アイラちゃん 秋諷 : 未来が見えるって言っても 秋諷 : どの未来が来るのかは分からないんだよね? アイラネール : うん、そうだよ。 秋諷 : なら・・・・ 秋諷 : それは見えないのと同じだね^^ アイラネール : ……そう、かもね。 秋諷 : 気にしないで生きよう Invoker : それは、マスターもですよ。 Invoker : 勇者としての未来だけでなく、その上の良い未来を目指して…欲しいです。 秋諷 : あたしは勇者になった後の望みって 秋諷 : ずどんと平凡に成るから^^; Invoker : ふふ、魔王を探すっていう目的は、どうしました? 秋諷 : 魔王ね 秋諷 : 探すよ〜 Valeria : きっと、どっかに居るだろうね>魔王 秋諷 : まぁほら 秋諷 : 魔王っていっても悪い人とばかりは限らないしね Invoker : ふふ・・・ 秋諷 : とりあえずかえろっか(微笑 Valeria : ああ、そうだね 秋諷 : ん? Valeria : なんだかんだで、長居しちまったし・・ 秋諷 : どうしたの? アイラネール : さすがに、いつまでもここじゃ寒いかな? Invoker : あ、いや、なんというか、年相応の女の子だな…と。 秋諷 : そうだよ〜 秋諷 : あたしだって17の女の子なんだから Valeria : お転婆でおっちょこちょいなお嬢様、かい? 秋諷 : お嬢様はあれだなぁ・・・ Valeria : お嬢様さ・・・十分ね Invoker : じゃあ、おてんば? 秋諷 : それは否定しません Invoker : じゃあ、おてんばなお嬢さん。 秋諷 : う〜 アイラネール : おてんばは外れないんだ。 Invoker : はい、覚えておいて、貴方の周りには…貴方を大切に思う人が… Invoker : こんなにも(周りを見て)いるって事を。 秋諷 : うん・・・・ 秋諷 : ありがと 秋諷 : さぁ 秋諷 : かえろう Invoker : はい Valeria : あいよ